令和6年度診療報酬改定による患者さまへのお知らせ

〇一般名での処方について
 当院では、後発医薬品の使用促進を図るとともに、医薬品の安定供給に向けた取り組みを実施しています。
現在、一部の医薬品について十分な供給が難しい状況が続いています。
 当院では、後発医薬品のある医薬品について、特定の医薬品名を指定するのではなく、薬剤の成分をもとにした一般名処方(一般的な名称により処方箋を発行すること*)を行う場合があります。一般名処方を行うことで特定の医薬品の供給が不足した場合であっても、患者さまに必要な医薬品が提供しやすくなります。
 ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

*一般名処方とは
 お薬の「商品名」ではなく、「有効成分」を処方箋に記載することです。そうすることで供給不足のお薬であっても有効成分が同じ複数のお薬が選択でき、患者さまに必要なお薬が提供しやすくなります。

〇生活習慣病療養計画書作成につきまして

年々増加する生活習慣病対策の一環として、厚生労働省は令和6年(2024年)の診療報酬改定において、これまで診療所で算定してきた「特定疾患管理料」を廃止し、個人に応じた療養計画に基づき、より専門的・総合的な治療管理を行う「生活習慣病管理料」へ移行するよう指示がありました。
生活習慣病とは「糖尿病、高血圧、脂質異常症」を指し、この度の改訂によって、患者さまには個々に応じた目標設定、血圧や体重、食事、運動に関する具体的な指導内容、検査結果を記載した「療養計画書」へ初回だけ署名(サイン)を頂く必要がありますので、どうかご協力のほどよろしくお願いします。
なお、患者さまの状態に応じ、医師の判断のもと、28日以上の長期処方やリフィル処方を行う場合がございます。

〇医療DX推進体制整備加算
医療DX推進の体制に関する事項及び質の高い診療を実施するための十分な情報を取得し、及び活用して診療を行います。

〇医療情報の活用について
 当院は質の高い診療を実施するため、オンライン資格確認や電子処方箋のデータ等から取得する情報を活用して診療を行っています。

令和6年5月28日
医療法人 大谷クリニック
院長 大谷圭介